
デザイン思考が現代社会に求められている理由
デザイン思考が現代社会に求められている理由
こんにちは!
今回は「デザイン思考が現代社会に求められている理由」
というテーマで進めていきます!
過去のブログで沢山のデザイン思考についてお話ししてきました。
そこで、++なぜそこまでデザイン思考が求められているのか?++ということをお伝えしていきます。
1つの考え方としてデザイン思考を知るいいきっかけになればいいなと思います。
目次
- 1.デザイン思考=デザイナーの考え方、デザイナーのための考え方ではない
- 2-1.デザイン思考が現代社会に求められている理由
- 2-2.デザイン思考が求められている背景
- まとめ
1.デザイン思考=デザイナーの考え方、デザイナーのための考え方ではない
まず初めに誤解してほしくないのは見出しにもあるようにデザイン思考=デザイナーの考え方、デザイナーのための考え方ではない
ということです。
デザインという言葉が入っているため「デザイナー中心」みたいに思ってしまうかもしれませんが、
デザイン思考はそういった考え方ではありません。
過去の記事にも紹介したようにデザインという行為は、、
「何か解決したい課題がある時」「達成したい課題がある時」のように
課題解決をする
のが++デザイン++、そして課題を解決に導く人
が++デザイナー++です。
デザイン思考というのはこれまでデザイナーが行ってきた新しい視点で課題解決の実現のためにデザイナーの行動や考え方をヒントに誰もが使えるようなプロセスとして考えられたものなのです。
デザイン思考=デザイナーの考え方、デザイナーのための考え方ではない
ということを覚えておいてください。
2-1.デザイン思考が現代社会に求められている理由
デザイン思考が広まる背景には、社会全体が複雑化していること
が挙げられます。
現在、デザイン思考は新規事業開発や行政サービスの改善など様々な領域で活用されています。
そして現代社会は、消費者の価値観の多様化、技術の進歩、グローバル化、SDGsへの意識の高まりなどにより社会環境やビジネス環境の複雑さが増しています。
このような環境では解決すべき課題に対して倫理的に考えるだけでは答えを導き出すのが難しいです。 なので、デザイン思考のようないろんな角度から考えることができる思考が必要になってくるのです。
そのため、多くの企業や行政組織がデザイン思考のような思考能力を獲得しようとしています。
海外の例を挙げると、、
・ビジネスコンサルティング企業や大手金融企業などが著名なデザイン会社を買収する
・ヨーロッパを中心に行政サービスの改善のために公的なデザインエージェンシーが設立される
・パイロットプロジェクトを通して、アメリカ初の自治体保有のデザインエージェンシーがニューヨーク市に誕生する など
デザイン思考は複雑化された環境の中で新しいビジネス創出に活用されています。
2-2.デザイン思考が求められている背景
デザイン思考が求められている背景それは、これからはイノベーションが必要であるからです。
それに加えて、課題を解決する力+課題を発見し提起する力
が求められています。
利用者の取り巻く環境や価値観を把握し、何が課題かを自ら定義し答えを提示することが必要になります。
◎補足
2018年に経済産業省・特許庁が『「デザイン経営」宣言』
を提言しました。
デザインの意匠部分→「ブランド構築に資するデザイン」
課題解決の部分→「イノベーションに資するデザイン」
として書かれています。
デザイン思考とデザイン経営は少し意味が変わってくるので、デザイン経営についてはまた別の記事で紹介していいますね。
3.まとめ
今回の内容は以上となります!いかがでしたか?
現代社会でデザイン思考が求められている理由をわかっていただけたでしょうか?
複雑化された社会では課題の解決も大変ですが、課題を発見することもとても大変なことですよね。
新しい価値を生み出すのに正解はないのでデザイン思考という1つの方法として知っていただけたら嬉しいです。
また次回お会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。