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4つの思考モードを使い分ける

4つの思考モードを使い分ける

2023.02.28
MEDIA

こんにちは!
今回は「4つの思考モード」にというテーマで進めていきます。

デザイン思考はただプロセスを辿るだけになりがちです。
そのためデザイン思考を持ったフレームワークを実践しても思うような結果が出なかったり、新しい価値が生み出せないなどの問題がでできてしまいます。

そこで今回はデザイン思考を使う上で重要になる4つの思考モードを理解して意識を切り替えましょう!

目次

  • 事実確認モード:知る×具体
  • 本質分析モード:知る×抽象
  • 方針探索モード:作る×抽象
  • 具体制作モード:作る×具体
  • 注意する2つのモード
  • まとめ

思考モードの使い分け
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人によって得意不得意があるので自分自身やチームがどのモードで強みを発揮できるかなどを知っておくことも大切になりますね。

※ここでの「抽象」は「本質的なことを抽出する」という意味で扱っていきます
※今回のデザイン思考は問題解決を行う際に必要とされる考え方の方向性です

・事実確認モード:知る×具体

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利用者の調査をする際に必要とされる考え方
ポイント
→事実のありのままを知る
→とにかく利用者やサービス提供者に関する事実の情報を集める

・本質分析モード:知る×抽象

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利用者の調査結果の分析を行う際に必要とされる
分析する際には利用者から得た情報を本質的に見て、何が要点なのかを捉えることが重要

ポイント
→集めた情報からモデル化を行い、調査者自身が利用者の本質を見抜く
→ペルソナは得られた情報を元に実在しそうな利用者を作る
→カスタマージャーニーマップは利用者の特徴的な行動パターンをモデル化して作る

・方針探索モード:作る×抽象

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解決策の構想をする際に必要となる考え方
ここのモードで新しい価値を見出せるかが、結果を大きく変える

ポイント
→質より量でOK
→アイディアを出す際にこれまでの考え方の概念を壊す

・具体制作モード:作る×具体

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最終の実現を目指し、プロトタイプを作成しながら、具体化をしていく段階で必要となる考え方
見かけだけで判断しないでテストをきちんと行う

ポイント
→早い段階で具体的な内容に踏み込んでプロトタイプを行う
→抽象的なアイディアから具体的にしっかり考えることを意識する

・注意する2つのモード

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本質分析モード
情報を解釈しながら新しい法則を導き出さなければいけないモードであるので、
根気強く考察する力、繰り返し仮説を立てて壊すという想像力が必要になります。

具体制作モード
具体的な利用者との接点を構成するために様々なコンテンツを作ったり、どう表現するかなどの
具体化力が必要になります。
また抽象的なアイディアを具現化するためには、情報や構造、利用者からの反応、ビジュアルなど
といった企画から表現までの一貫性を持った内容の検討を行う必要があります。

まとめ

今回の内容はこちらで以上になります。いかがでしたか?
デザイン思考を持ったフレームワークを使ってもうまくできない、結果が出ないという方は一度意識を切り替えて、使い分けてみるのはいかがでしょうか。
デザイン思考は魔法の思考ではないのであくまでも1つの考え方として、うまくいかなかったら別の方法も調べればたくさんあります。デザイン思考だけに囚われずに別の方法を試してみるのもいいかもしれませんね!

ではまた次回お会いしましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。

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