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「展開」ステップの中身

「展開」ステップの中身

2023.03.09
MEDIA

こんにちは!
今回はダブルダイヤモンドのステップ3の「展開」について進めていきます。

「展開」の目的
前回のステップ「定義」で立てた課題定義を元に、様々なアイディアを数多く出し、できるだけ早く具体化して改善を行って、解決策の可能性を探索していくことです。
ここではアイディアを多く出すためにブレインストーミングを行ったり、プロトタイピングを行います!

最終ステップの「実現」に向けて「展開」ステップでしっかり思考の幅を広げておきましょう!

目次

  • 展開の進め方
  • デザイン思考のプロトタイピング
  • 展開の考え方
  • まとめ

・「展開」ステップの進め方

過去の記事でも紹介したようにここのステップは質より量を重視してアイディアをできるだけ多く出し合います。
このように数多くのアイディアを出す時によく使われる方法がブレインストーミングです。

ブレインストーミングとは集団でアイディアを出し合うことで新しい発想や考えを作り出す手法です。
日本語では集団発想法と言われることもあります。

ブレインストーミングで多くのアイディアを出すために基本的なルールが4つあります。
展開_アートボード1.png

このルールで1番重要なのは「判断・結論を出さない」ことです。
早い段階で意見を絞り込んで結論を出してしまうとアイディアの幅を広げられず、新しい発想も難しくなってしまいます。なので結論を出すことが目的ではないことを覚えておいてください!

ブレインストーミングについてはまた別の記事で詳しく取り扱っていきますので是非ご覧ください。

・デザイン思考のプロトタイピング

ここのステップでもう1つ重要なのが、プロトタイプです。
プロトタイプというと皆さん想像するのが製品の試作品を作る、検証するために試作品を作るなどを
イメージされるかと思います。

ですが、デザイン思考のプロトタイピングは少し違います!
デザイン思考が加わったプロトタイピングは、利用者にとってサービスが価値あるものなのか、
その価値がきちんと的を得ているのかを利用者からのフィードバックを得て、改善していく
ことです。

展開_アートボード1のコピー.png

またプロトタイプを作る際は2つのデザインを両方、注目する必要があります。
・広義のデザイン(無形)
→ビジネスモデル、コンセプト、サービス全体の流れなどのデザイン
・狭義のデザイン(有形)
→情報、文章、ビジュアルなどのデザイン

下記の表のように両方を交えながら、全体的に捉えて進めることが重要になります。
展開_アートボード1のコピー2.png

・展開の考え方

「展開」ステップの思考モードは方針探索モード具体制作モード行き来します。
展開_アートボード1のコピー3.png

<前半のアイディアを作る段階は方針探索モード>
大雑把に発想したアイディアをもとにどのような方向性にするのかを考えます。

<後半のプロトタイピングの段階は具体制作モード>
前半に出たアイディアをもとに何らかの検証可能なものとして具体的にアウトプットして解決策の可能性を探索していきます。

・まとめ

今回の内容はこちらで以上になります。いかがでしたか?
ブレインストーミングとプロトタイピングを上手く使って、アイディアをできる限り多く出し、
抽象的なアイディアから具体的なものへと固めていきましょう!
次回はついに最終ステップの「実現」になります。ぜひ楽しみにお待ちください!

また次回お会いしましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。

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