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インバウンドマーケティングとは?|後編(メリットや手順について解説)

インバウンドマーケティングとは?|後編(メリットや手順について解説)

2023.07.05
MEDIA

インバウンドマーケティングとは、企業側からユーザーに商品やサービスを売り込む方法ではなく、顧客に自社を見つけてもらい、自発的に購買してもらえるように仕掛けるマーケティング手法です。

前回の「インバウンドマーケティングとは?|前編(定義や違いについて解説)」ではインバウンドマーケティングの定義やアウトバウンドマーケティングとの違いについて触れました。

そこで後編では、インバウンドマーケティングの始める手順やメリット・デメリットなどについてお伝えしたいと思います。

目次

・インバウンドマーケティングのメリット
>売り込まないため、顧客に良い印象を与えやすい
>広告費が低め
>コンテンツの資産が蓄積される
>顧客の情報を集めてデータの分析ができる
>SNSでの拡散が期待できる
・インバウンドマーケティングのデメリット
>認知されるまで時間がかかる
>情報発信をするまでの過程と継続が大変
・インバウンドマーケティングの手順
>ATTRACT(興味・関心を引く)
>CONVERT(見込み客を獲得する)
>CLOSE(顧客化する)
>DELIGHT(ファンを増やし、リピーターを育てる)
・まとめ

・インバウンドマーケティングのメリット

インバウンドマーケティングのメリットは以下のようなものがあります。

>売り込まないため、顧客に良い印象を与えやすい

インバウンドマーケティングはGoogleの検索エンジンやSNSなどから顧客自身に商品やサービスを見つけてもらうことでビジネスが始まります。
興味のある商品やサービスの場合、顧客の好きなタイミングで欲しい情報を自ら見にきてくれます。
見込み顧客となった場合はコンテンツや過程を見ていくうちに、自らの意思で購買行動をするようになります。

そのため、売り込む必要がないので顧客から悪い印象を持たれることは少ないと思います。

また見込み顧客を含め、ユーザーが求めている情報やサービスを提供する事でファンの育成にも繋げることができます。

>広告費が低め

テレビCMや新聞広告に比べてインバウンドマーケティングは顧客の獲得単価が低いです。
例えばSNSは無料でできますし、Webサイトの運用もコストはかかりますが、テレビCMや新聞広告に比べると単価は低いです。

テレビ広告費が数十万以上単位であることを考えると、大幅なコスト削減ができます。

>コンテンツの資産が蓄積される

インバウンドマーケティングによって制作されたSNSアカウントやWebサイトなどは削除しない限り基本的にはインターネット上に残るので資産化できる点もメリットです。

期限がある広告とは違い、1度制作したコンテンツが継続的に集客の手助けをしてくれます。

>顧客の情報からデータの分析ができる

インバウンドマーケティングでは興味のあるユーザーがWebサイトやSNSを自ら見にきてくれます。

ですから、年齢・性別・日付・時間・アクセス数・表示回数など細かい情報を見ることができます。
特にSNSなどはアクセス解析ツールがとてもわかりやすく表示され、日々新しいものが更新されています。

そのためそれぞれの段階で分析し、顧客のニーズやターゲットに合わせてマーケティングの改善ができるのです。

>SNSでの拡散が期待できる

先ほどから多く出ているようにインバウンドマーケティングにSNSを利用することは現代社会では当たり前になってきています。

SNSの良いところは拡散されることです。
商品やサービスのファンを獲得し、ファンから新規顧客へ商品やサービスの良さが伝われば、大きな広告効果が得られます。

・インバウンドマーケティングのデメリット

インバウンドマーケティングのデメリットは以下のようなものがあります。

>認知されるまで時間がかかる

SNS運用と同じでWebサイトを立ち上げてすぐに応募やアカウントのフォロワーが増えるのではなく、世間から認知されるまである程度時間がかかるのはインバウンドマーケティングでは一般的です。

またWebサイトの運営を行うならば、SEO対策もしなければなりません。短期間でいきなり結果が出るのでは決してありません。

アウトバウンドマーケティングと比較するとすぐに結果がわからない分長期間の準備があるということを知っておきましょう。

>情報発信をするまでの過程と継続が大変

最新の情報を届け続けることはとても大変なことです。
インターネットの情報というのは常に最新が求められます。

2023年7月の記事と2013年7月の記事がある場合どちらの記事を先に読みたいと思いますか?
きっと多くの人は2023年7月の記事だと思います。

このように常に最新の情報をリサーチしてユーザーに有益な情報を届けなければなりません。
情報を発信するまでの過程とその行動を継続することが、インバウンドマーケティングではとっても大変です。

・インバウンドマーケティングの手順

インバウンドマーケティングを始める手順は4つに分けられています。
ここではその具体的な手順を紹介していきます。

>ATTRACT(興味・関心を引く)

まず1つ目の段階での目的は商品やサービスを知ってもらうことです。
具体的に言うと多くの人にWebサイトに来てもらうこと、SNSアカウントを見つけてもらうことなどです。

この段階ではまだユーザーは商品やサービスを知らない状態です。
そのため、商品やサービスを知ってもらうためにはユーザーの興味・関心を引く必要があります。

ATTRACTの段階で主に行うことはSEO対策による検索順位、SNSの運用、ブログなど商品やサービスを見つけてもらうための導線作りを行うことです。

>CONVERT(リード化する)

2つ目の段階での目的はWebサイトやSNSに訪れてくれた訪問者から見込み顧客にすることです。
具体的に言うとメールマガジンの登録や会員登録などを通して、氏名・メールアドレスなどの個人情報の獲得を目指します。

ATTRACTで発信しているコンテンツよりも価値の高い情報や質の高い情報である必要があります。

>CLOSE(顧客化する)

3つ目の段階では見込み顧客から顧客へとなることです。
具体的には見込み顧客に対していきなり商品やサービスを売り出すのではなく、まずはサイトの閲覧数や行動履歴を分析し顧客の購買意欲を高めます。

さまざまなコミュニケーションを通して、見込み顧客との信頼関係を築き上げることが大切です。
購買意欲が高まったタイミングで販売のアピールを行うのがCLOSEの段階ではポイントです。

>DELIGHT(ファンを増やし、リピーターを育てる)

4つ目の段階では商品やサービスを購入して終了、売って終了ではなく、継続的なアフターフォローを行い商品やサービスのファンになってもらいます。
さらにファンを増やすと同時にリピーターを育てていくことも行います。
ファンやリピーターが増えることによって口コミやレビューが増えていき、新規顧客の獲得にも繋げることも可能になります。

・まとめ

今回はインバウンドマーケティングの後編ということで、メリットや手順について紹介してきました。

インバウンドマーケティングはアウトバウンドマーケティングよりも費用がかからず手軽に始められるものが多いですが、有益な情報やコンテンツの制作を続けることは簡単な事ではありません。

そのため、プロジェクトや事業の内容や状況によって柔軟に方法を変えていくことも大切にしてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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